明浄学院高等学校
在校生インタビューStudent Interview
将来に夢へと直接つながる選択肢がある
明浄高校には芸能コースがあることを聞き、通っているダンススクールから近いこともあって、オープンスクールに参加してみました。先生のお話を聞き、「この学校に入りたい」と思いました。金曜午後のアスリートという授業で自分の将来に向けてやりたいことができる、私の場合は現代アクションのレッスンを続けられることが一番の理由でした。でも芸能の道で成功するのはほんの一部の人ということは分かっています。将来への不安もあり、医療系の大学に進学するというもう一つの夢を持っています。２年生から医療コースの授業が選択でき、医療系の進学先に強くて、実績があることも魅力でした。
校内では普段から、先生との距離がすごく近くて話しやすく、クラスが少人数なので授業中も分からないことはすぐ質問、その場で解決しています。英語が好きで小学生のころから習っていたので、ネイティブの先生からいつも気軽に声をかけていただいて、すごくいい勉強になっています。
生徒会活動もとても活発です。私は体育委員として「コロナ禍での新しい形の明浄体育祭」という難しい課題に先生方と一緒に取り組んでいます。お昼休みの例会では、ご飯を食べながら意見を出し合い、楽しい「お誕生日会」もそんな意見をもとに始まりました。部活は筝曲部に入り、広い和室「作法室」で新しい畳のいい香りに包まれて、週１回、普段とは全く違う雰囲気を楽しんでいます。
正直に言うと、入学のころは共学校への憧れが捨て切れませんでした。でも女子だけでしか味わえない空気感の中で高校生活を送ることですごく良い経験ができ、自分が積極的になれていると感じている今は、「女子校で良かった」と思っています。
総合(アスリート)芸能コース2年 三宅 光さん
教師インタビューteacher Interview
伝統を守りながら生まれ変わる新しい明浄
明浄の生徒たちは「自分たちでやらなくては！」という強い意志を持って、どんなことにも果敢に取り組み、クラスの中で困っている人を見つけたら積極的に助けてくれています。入学前から将来へのしっかりしたビジョンを持っている生徒が多く、さらに来年度からコース編成が変わるのに伴って、生徒たちは進路をより具体的に選択できるようになります。「総合キャリアコース」には総合進学専攻のほか、辻調理師専門学校、上田安子服飾専門学校など専門学校、藍野大学をはじめ、近隣の大学・短大の協力を得て、２年生から選択可能な授業で、クッキングやファッション・メイクアップ、幼児教育、ＩＴビジネスを専門の講師から本格的に学び、将来のビジョンへと直接つなげる４つの専攻が開設されます。卒業後は提携校への進学の道も開けています。
もちろん伝統的な明浄の良さも引き継がれます。全校生徒が和歌を詠み、宮中歌会始では数々の入選を果たし、毎年6月の「家隆忌」では歌人・藤原家隆のお墓に選ばれた歌を献上します。他の学校ではあまり例を見ないことではないしょうか。ネイティブの英語教師が常駐し、授業はもちろん、日常的に生徒たちと触れ合えるのも本校の自慢です。
進路指導部 国語科・芸術科 佐古 紗耶香さん
スポット
要望に応えて新設・改善された校内スポット
生徒たちからあがってくる活発な意見は学校設備の充実にも生かされています。今年度から生徒の発案で発足した「マンガ研究同好会」の部員たちから「部室がほしい」という声があがり、元理事長室を整備し、持ち寄った漫画本が並ぶ充実した部室が完成しました。コロナ収束後は、留学生にも日本の文化としての漫画を身近に感じてもらえると思います。毎日使うトイレが老朽化し、「きれいにしてほしい」という要望がたくさんありました。そこで、校内全てのトイレを全面リニューアル。明るく清潔感に溢れ、使いやすいトイレに生まれ変わり、生徒たち、先生にもとても好評です。
やはり広い和室は「日本の伝統文化」を重んじる明浄ならではのスポット。本格的な茶室も設けられ、「礼法」の授業をはじめ、筝曲部や茶道部の部活動にも使われています。一方、英語教育にも力を入れ文部科学省のユネスコスクールに加盟する明浄の校内で、大スクリーンが設置され、パソコンが常設されている「LL教室」は最も国際色豊かなおすすめスポットです。
