高校生は部活に入るべきか?入るメリットや両立のコツを解説

高校生活と中学生活では、勉強量やライフスタイルが大きく変化します。そこで気になるのが部活に入るべきか否かでしょう。本記事では、高校生が部活に入るメリットや学業との両立のコツを詳しく解説します。「入らないと後悔する?」「入らない方がいい?」と高校の部活に入るべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
高校生の部活入部率はどのくらい?

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高校入学後、部活に入るかどうか迷う方も多いでしょう。ここでは、高校生の部活入部率について解説します。
部活入部率は75%前後
2023年に行われた調査によると、高校生の部活入部率は75%(※)前後。男子高生の部活入部率は75.3%、女子高生の入部率は74.1%と、多くの高校生が部活動に励んでいます。
このことから、学業だけでなく部活動にも力を入れている高校生が多いことが分かるでしょう。
※n(回答者数)=942(男性:283/女性:659)
※SHIBUYA109 lab.調べ(“PR TIMES 公式HP”参照)
文化部より運動部の方が入部率が高い
部活に入る高校生の中でも、運動部の方が入部率が高い傾向にあります。特に陸上部やテニス部、バドミントン部、バレーボール部など、チームプレーを行う運動部が人気です。
運動部 | 文化部 | |
男子高生 | 45.9% | 24.7% |
女子高生 | 38.8% | 33.7% |
※SHIBUYA109 lab.調べ(“PR TIMES 公式HP”参照)
▼アンケート調査概要
調査期間 | 2023年8月 |
調査パネル | 外部調査会社のアンケートパネルを使用(SHIBUYA109 lab.調べ GMOリサーチ プラットフォーム利用の調査) |
居住地 | 一都三県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県) |
性別 | 男女 |
年齢 | 15~18歳 |
対象 | 高校生 |
回答者数 | 439名(男性200名/女性239名) |
※文化部と運動部のどちらかに所属している方が調査対象者
※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示。合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。
※SC回答はn=942(男性283名/女性659名)
高校生が部活に入るメリット

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高校生が部活に参加すると、学業だけでは得られない多くのメリットがあります。ここでは、高校生が部活に入るメリットを紹介。部活に入るかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
仲間ができる
部活に入ることで、同じ目標を持つ仲間ができます。仲間とコミュニケーションをとったり、目標に向かって協力できたりするのは部活ならではのメリットといえるでしょう。
また、同級生だけでなく、先輩や後輩との交流がある点もメリットのひとつです。学年を超えた交流をすることで、社会で必要とされるコミュニケーション力を養えたり、チームワークの重要性を学べたりできます。
継続力や忍耐力を身につけられる
継続力や忍耐力を身につけられる点も、部活に入るメリットです。部活に入ることで、目標達成に向けて努力を継続することの大切さを学べます。
時には挫折や困難に直面することもありますが、その度に自分を奮い立たせ、前進し続ける忍耐力が養われるでしょう。
高校生が部活に入るデメリット

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部活に入ることで交友関係が広がったり、継続力や忍耐力が身につけられたりといったメリットが得られます。しかし、部活に入るデメリットもあるため注意が必要です。ここでは、高校生が部活に入るデメリットを紹介します。
プライベートの時間が確保しにくい
部活に入ることで、プライベートの時間が確保しにくくなる可能性があります。特に遠方の学校に通っている場合、通学だけでも時間がかかってしまうため、自由な時間が少なくなってしまうことがあるかもしれません。
また、休日にも部活に参加しなければいけないケースや、疲れから勉強時間が確保できなくなるケースもあるでしょう。プライベートの時間を確保するためには、スケジュール管理を徹底して行うのがベターです。
お金がかかるケースがある
部活によっては、活動費やユニフォーム代などのお金がかかるケースもあります。特に高校から新しい部活を始めるとなると、必要な道具を一式そろえなくてはいけません。
また、合宿や遠征がある場合は、より高額な費用がかかるケースもあるため、加入前にどのくらいのお金がかかるのか確認するといいでしょう。
高校生が勉強と部活を両立させるコツ

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部活に入ることはいいことですが、勉強が疎かになってしまっては進級や進学にも不安が残ります。高校生が勉強と部活を両立させるには、時間の使い方が鍵となります。
1日のスケジュールを意識する
まずは、1日のスケジュールを意識することを心がけましょう。たとえば、帰宅が18:00になるのであれば「夕食後の20:00から勉強する」など、具体的なスケジュールを立てるのがおすすめです。
部活後は体力を消耗しているため、ダラダラと過ごしてしまいがち。無理のない範囲でメリハリのあるスケジュールを意識するといいでしょう。
隙間時間を活用する
隙間時間を活用するのもひとつの方法です。たとえばバスや電車を利用して通学しているのであれば、通学時間を勉強時間に充てることもできるでしょう。
また、学校の休み時間や部活が始まるまでの時間を有効活用するのもおすすめ。忙しくて勉強する時間がないという方でも、効率的に勉強に取り組めます。
毎日の授業にしっかり取り組む
日々の授業をきちんと理解することも大切です。毎日の授業に集中して取り組むようにしましょう。
分からないことがあればその場で質問したり、友人に聞いたりする習慣をつけると、勉強効率がアップします。
高校の部活に入るべきかは自分の目標や環境に合わせて選択しよう

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本記事では、高校生が部活に入るメリットやデメリット、学業との両立のコツを詳しく解説しました。高校生は部活に入ることで、仲間ができたり継続力を身につけられたりと、さまざまなメリットが得られます。しかし、必ずしも入らなければいけないわけでないので、自分の目標や環境に合わせて選んでみてください。