高校受験はいつあるの?流れや合格発表までのスケジュールを徹底解説!

受験を控えている方や保護者の方にとって、受験スケジュールや流れはチェックしておきたいポイントです。公立高校と私立高校、推薦入試と一般入試では、受験の時期や流れが異なります。また、地域によってもスケジュールに違いがあるため、事前にしっかり確認しておきましょう。本記事では、高校受験のスケジュールや流れ、合格発表までのスケジュールを詳しく解説します。
私立高校の受験はいつ

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私立高校の受験は、公立高校よりも早い時期に行われるのが一般的です。推薦入試と一般入試の2つの方式があり、それぞれ試験日程が異なります。
推薦入試は1月初旬~中旬
私立高校の推薦入試は、例年1月初旬から中旬頃にかけて実施されます。推薦入試は、学校の成績や面接、作文などを重視する選抜方法で、合格すると基本的にその学校への入学が確定する流れです。
中学校からの推薦を受けた生徒が対象となり、志望校の入学条件を満たしていることが前提となります。推薦枠がある私立高校を希望する場合は早めに学校と相談し、成績や出願条件を満たしているか確認しましょう。
一般入試は1月下旬~2月上旬
私立高校の一般入試は、推薦入試よりも少し遅い1月下旬から2月上旬にかけて行われるのが一般的。筆記試験が中心となり、学校によっては面接や作文が課されることもあります。
私立高校を第1志望とする場合はもちろん、公立高校が第1志望であっても、併願として私立高校を一般受験するケースが多いです。
公立高校の受験はいつ?

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公立高校の受験は、私立高校よりも遅い時期に実施されます。私立と同様に推薦入試 と 一般入試があり、それぞれの試験日程が異なります。
推薦入試は1月~2月
公立高校の推薦入試は、例年1月から2月にかけて行われます。推薦入試は学力試験がない場合が多く、内申書や面接、小論文などを通じて合否が決まることが一般的。
推薦入試は高校ごとに出願基準が設けられており、学校の成績や活動実績が評価の対象となります。一般入試と比べて募集枠が少ないため、倍率が高まることが多いのが特徴です。
一般入試は2月~3月
公立高校の一般入試は、2月から3月にかけて実施されます。試験内容は筆記試験が中心で、国語・数学・英語・理科・社会の5教科で実施されるのが一般的。
都道府県によって試験の日程が異なり、前期・後期の2回に分けて実施する地域もあります。一部の学校では独自の問題が出題される場合もありますが、自治体ごとに共通した問題が出題されることが基本です。
公立高校受験は都道府県によってスケジュールが異なる

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公立高校の一般入試は、都道府県ごとに試験日が異なります。全国一律ではないため、志望校のある地域のスケジュールを事前に確認しておきましょう。ここでは、東京都と大阪府の高校受験スケジュールを紹介します。
東京のスケジュール
東京都の公立高校入試では、推薦入試は1月下旬から2月初旬、一般入試は2月下旬に実施されるのが一般的。合格発表は3月上旬頃に行われます。
また、東京都には 「分割後期募集」 という制度もあり、一部の高校では追加募集が行われる場合があります。
大阪のスケジュール
大阪府の公立高校入試は、推薦入試は2月上旬、一般入試は3月上旬に行われ、合格発表は3月中旬ごろとなるのが通例です。2次募集がある場合、3月下旬に行われることもあります。
高校受験の流れ

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以下では、高校受験の流れを見てみましょう。
1. 【中学1~2年生】志望校の候補を決める 2. 【中学3年生・11月頃】内申点が出る 3. 【中学3年生・12月頃】志望校を確定する 4. 【中学3年生・1月頃】推薦入試 5.【中学3年生・2月頃】一般入試 6. 【中学3年生・3月頃】合格発表 |
1. 【中学1~2年生】志望校の候補を決める
志望校の確定は3年生になってからですが、できるだけ早めに志望校の候補を決めておくことがポイント。気になる高校の情報をリサーチして、志望校の候補を決めましょう。高校の説明会やオープンスクールに参加し、学校の雰囲気や特色を知ることもおすすめです。
2. 【中学3年生・11月頃】内申点が出る
中学3年生の2学期の成績が、受験における内申点として活用されることが多いです。特に公立高校では、内申点が合否に影響するため、3年生の1学期から計画的に成績を維持することがポイントです。
部活動や生徒会活動、ボランティア経験などは推薦入試に影響するため、内申書にプラスの評価がつくように意識してみるとよいでしょう。
3. 【中学3年生・12月頃】志望校を確定する
12月頃になると、模試の結果や内申点をもとに最終的な志望校を確定する時期になります。
併願する私立高校も含めて受験する学校を決め、出願の準備を始めましょう。願書の締め切りや受験科目、試験の形式などを事前に確認しておくことも大切です。
4. 【中学3年生・1月頃】推薦入試
1月頃には、私立高校・公立高校の推薦入試が行われます。推薦入試は、筆記試験ではなく面接や小論文、内申点などが合否を決めるポイントとなります。志望理由や自己PRをしっかりと準備し、面接練習を重ねましょう。
5.【中学3年生・2月頃】一般入試
2月になると、私立高校・公立高校の一般入試が本格的に始まります。
試験では 国語・数学・英語・理科・社会 の5教科が課されることが多く、私立高校では学校独自の問題が出題される場合もあります。時間配分を意識しながら、過去問を使って対策を進めましょう。
6. 【中学3年生・3月頃】合格発表
3月は、私立高校・公立高校ともに合格発表が行われる時期です。2次募集のある高校では、追加試験が行われることもあります。
合格後は入学手続きや制服の採寸、説明会などがあるので、手続きのスケジュールを忘れないようにしましょう。
高校受験の対策はいつから始める?

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「いつから本格的に受験勉強を始めるべきか」と悩む方も多いかもしれません。
理想的なのは中学1年生から基礎を固めて、志望校についての情報を調べ始めることです。中学3年生になってから勉強を始めて間に合う場合もありますが、1・2年生のうちに定期テストでしっかりと点を取ることで、スムーズに勉強を進められます。
中学3年生になったら、夏休みまでに基礎固めを終え、秋からは過去問演習や模試を活用して実践的な対策に取り組むのがおすすめ。冬には志望校の入試傾向に特化した勉強を行い、入試本番に向けて準備を整えましょう。
高校受験の対策は早めに始めよう!

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高校受験では、早めに受験スケジュールをしっかり把握して対策を始めることが大切です。自分に合った受験プランを立てて、目標とする志望校の合格を目指しましょう!