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高校受験でインフルエンザになったら?受験前後や当日の対応と注意点を紹介

2025.07.16 更新日: 2025年5月30日

高校受験シーズンは、インフルエンザの流行時期と重なるため、万一罹患した場合の対応を知っておくことが大切です。本記事では、受験前後や当日にインフルエンザになってしまった場合の流れと注意点を紹介します。

 

高校受験でインフルエンザになった場合の対処法

出典:PIXTA

高校受験の直前や当日にインフルエンザに罹患するケースは決して少なくありません。受験は進学先を左右する大切な試験であるため、適切な対応を取ることが重要です。ここでは、高校受験でインフルエンザになった場合の対処法を紹介します。

 

前日までに症状が出たら医療機関を受診する

 

高校受験の前日までであれば、発熱や喉の違和感などの症状が出た時点で医療機関を受診しましょう。インフルエンザにかかった場合は学校保健安全法第19条に基づいて、発症後5日間かつ解熱後2日が経過するまで出席停止の扱いとなります(※)。

 

また、医師の診断書がある場合、一部の高校では追試や特別措置が受けられるケースもあります。少しでも疑わしい症状がある場合は、速やかに医療機関を受診し、診断書の発行についても確認しておきましょう。

 

※“e-Gov 法令検索 公式HP”参照

 

当日に症状が出た場合は中学校の先生に相談する

 

高校受験当日に症状が出た場合は、中学校の先生に相談しましょう。インフルエンザの診断書があれば、追試や特別措置が受けられる可能性があります。

 

高校によっては、インフルエンザの疑いがあっても受験可能なら別室受験、受験会場へ行けない場合は追試といった対応を取るケースもあります。罹患した際の受験可否や対応方法については、事前に中学校や受験する高校に確認しておくと、万一のときも落ち着いて行動できるでしょう。

 

高校受験でインフルエンザにならないための予防方法

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高校受験の直前や当日にインフルエンザにかかった場合でも、自治体や学校の方針によっては柔軟な対応を受けられる可能性があります。しかし、万全の状態で受験に臨むことがベストです。ここでは、高校受験でインフルエンザにならないための予防方法を紹介します。

 

体調の変化を見逃さない

 

受験シーズンは寒さが厳しく、空気も乾燥しているため、体調を崩しやすい時期。そのため、体調の変化を見逃さないことが重要です。

 

インフルエンザの症状には、発熱や頭痛、咳、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などがあります。これらの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

 

手洗いを徹底する

 

インフルエンザの予防には、手洗いが効果的です。インフルエンザの感染経路は、感染者のくしゃみや咳などから感染する飛沫感染や、物に付着したウイルスに触れることで感染する接触感染などがあります。

 

ウイルスの侵入を予防するには、こまめな手洗いが大切。帰宅時、調理前後、食事前などは、30秒ほどかけて、ていねいに手をキレイに洗いましょう。

 

※“東京都保健医療局 公式HP”参照

 

マスクを着用する

 

マスクを着用することで、ある程度の飛沫感染を防ぐことが可能です。そのため、外出する際はなるべくマスクを着用すると良いでしょう。

 

また、空気が乾燥すると喉粘膜の防御機能が低下してしまいます。マスクをしつつ部屋を加湿することで喉が保湿されるため、インフルエンザにかかりにくくなるでしょう。

 

※“政府広報オンライン 公式HP”参照

 

インフルエンザワクチンの接種

 

 

インフルエンザワクチンを接種することも有効な方法のひとつです。インフルエンザワクチンを接種することで、重症化の予防や発病の可能性を減らすことが期待できます。

 

ただし、ワクチンを接種したからといって必ずしもインフルエンザにならないというわけではありません。あくまで発症リスクを軽減できる点に注意しましょう。

 

※“政府広報オンライン 公式HP”参照

 

高校受験でインフルエンザになった場合の注意点

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高校受験当日は、万全の体調で迎えたいもの。しかしインフルエンザになってしまうこともあるでしょう。ここでは、高校受験でインフルエンザになった場合の注意点を解説します。

 

必ず医療機関を受診する

 

インフルエンザが疑われる場合は、必ず医療機関を受診しましょう。インフルエンザは感染力が強いうえ、重症化のリスクがあるので医師の診断を受けることが重要です。

 

医師に症状や受験日を伝え、どのように行動すべきか指示を仰ぎましょう。また、学校によっては診断書があれば追試を受けられる可能性があります。

 

中学校に連絡し指示を仰ぐ

 

インフルエンザと診断されたり疑わしい症状が出たりした場合は、通っている中学校へ速やかに連絡しましょう。学校側はどのような対応や手続きをするべきか把握しているため、適切な指示を受けられます。

 

また、受験会場の受付でも必ずインフルエンザであることを伝えましょう。そうすることで、スムーズに受験に臨めます。

 

【Q&A】高校受験当日のインフルエンザに関する質問

 

Q. インフルエンザでも高校入試は受けられる?

 

A. インフルエンザでも受験ができるかどうかは、高校によって対応が異なるため注意しましょう。別室受験を認めている学校もあれば、他の受験生への感染リスクを考慮して別日に追試が行われる場合もあります。

 

インフルエンザにかかってしまった場合は、高校や中学校へ連絡のうえ、受験の可否を確認しましょう。

 

Q. 追試験や特別措置はある?

 

A. 一部の高校では、感染症や怪我などのやむを得ない事情で受験できなかった場合に備えて追試験が実施されることがあります。ただし診断書があるかといった、条件を設けている場合もあるので注意が必要です。

 

また、すべての高校が特別措置を設けているわけではありません。インフルエンザと診断されたり疑わしい症状が出たりした場合は、高校や中学校に確認してください。

 

高校受験でインフルエンザになっても受験できる可能性がある

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本記事では、受験前後や当日にインフルエンザになってしまった場合の流れと注意点を紹介しました。「インフルエンザになってしまったら、これまでの努力が無駄になるかも」と不安に思うかもしれません。しかし、学校によっては追試や別室受験が可能なケースもあるので、医療機関を受診のうえ、中学校や高校へ相談してみましょう。