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後悔しない高校の選び方を解説!選ぶポイントやリサーチ方法

2025.07.16 更新日: 2025年5月30日

高校受験を控える学生の中には「高校選びで後悔したくない!」と考える方は多いはず。高校生活は大学進学や将来の進路に関わることもある大切な期間です。本記事では「どんな基準で選べばいいの?」「情報収集はどうしたらいい?」と迷う方に向けて、高校の種類やリサーチ方法、選び方のポイントを詳しく解説します。

高校選びの前にチェック!高校の種類を押さえよう

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高校にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。まずは自分がどのタイプの学校を希望するのかを明確にしましょう。

ここでは、主な高校の種類について解説します。

 

・公立・私立・国立
・大学附属校
・共学・男子校・女子校
・中高一貫校
・通信制
・普通科・専門学科・総合学科

 

 

公立・私立・国立

 

高校は運営主体によって、公立・私立・国立の3つに分かれます。公立高校は地域の自治体が運営しており、学費が比較的安いことが特徴。

私立高校は学校法人などの民間が運営する高校で、独自の教育方針を持つことが多いです。進学指導が充実している場合が多いですが、学費は高くなりやすい傾向にあります。

国立高校は数が少なく、大学附属である場合が多いことが特徴です。

 

 

大学附属校

 

大学附属校とは、特定の大学と同じ法人が運営する高校です。内部進学の制度を利用できることがメリットの1つ。系列大学への進学率は学校によって異なるため、系列大学へ進学したい場合は、進学率も合わせてチェックしましょう。

 

 

共学・男子校・女子校

 

共学と男子校・女子校の違いは、男女が同じ学校生活を送るか、女子は女子のみ、男子は男子のみで学校生活を送るかという点です。

共学は男女が一緒に学ぶ環境であるため、自然なコミュニケーションが取りやすいことが魅力。男子校や女子校は、異性を意識せずにのびのびと学べるメリットがあります。

 

 

中高一貫校

 

中高一貫校とは、中学から高校まで一貫したカリキュラムで学べる学校です。完全一貫制の場合は高校からの入学を受け入れていないところもありますが、高校によっては一般入試を経た入学を受け入れているところもあります。

 

 

通信制

 

「働きながら学びたい」「学校のペースに合わせるのが難しい」といった場合、通信制の高校で通信教育を受けられます。登校日数が少ないため、自分のペースで学習を進められることが特徴です。

 

 

普通科・専門学科・総合学科

 

高校には普通科・専門学科・総合学科の3種類があります。

普通科 は、大学進学を目指す一般的なカリキュラムを学ぶ学科で、多くの高校では文系・理系の選択があります。

専門学科は、商業・工業・農業・芸術など、特定の分野に特化して学べるのが特徴です。総合学科は、普通科と専門学科の要素を組み合わせた学科で、幅広い分野を学べます。

 

 

高校を選ぶときのリサーチ方法5選

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自分に合った高校を見つけるためには、事前の情報収集が欠かせません。ただし、どのようにリサーチをすればよいのか分からず、悩んでしまうこともあるでしょう。ここでは、具体的な5つの方法を紹介します。

 

・ネットで調べる
・候補の高校を直接訪問する
・先輩に話を聞く
・進路相談を活用する
・塾や予備校で相談する

 

 

ネットで調べる

 

ネットを活用すれば、志望校の基本情報を効率よく集められます。学校の公式サイトでは、カリキュラムや行事、進学実績などが詳しく紹介されているので確認してみましょう。受験生向けの口コミサイトを参考にすると、在校生や卒業生のリアルな意見をチェックできます。

また、YouTubeといったSNSで学校紹介の動画を探してみるのもいいでしょう。画像やテキストだけでは伝わりにくい、校舎の雰囲気や様子を映像で確認できます。

 

 

候補の高校を直接訪問する

 

実際に高校を訪れて、自分の目で環境を確かめることも大切です。多くの学校では、オープンスクールや説明会を開催しており、校舎や施設を見学できます。生徒や先生との交流を通じて、学校の雰囲気を直接感じ取ることができるでしょう。

 

 

先輩に話を聞く

 

志望校に通っている先輩がいれば、直接話を聞いてみることもおすすめです。実際にその高校に通っている先輩の話を聞くことで、学校のリアルな雰囲気を知れるでしょう。特に部活動の雰囲気や行事の盛り上がり具合などは、在校生にしか分からない貴重な情報です。

 

 

進路相談を活用する

 

中学校の進路指導で相談するのもおすすめです。中学校では過去の卒業生の進学先や学校ごとの特徴を把握しているため、客観的なアドバイスをもらえるでしょう。

また、模試や学校の成績をもとに、自分の学力に合った学校を紹介してもらえることもあります。

 

 

塾や予備校で相談する

 

学校だけでなく、塾や予備校も活用しましょう。塾や予備校の先生は受験対策に詳しく、自分の学力レベルに合った学校を的確にアドバイスしてもらえるはずです。

また、過去の受験生がどのような対策をしたのか、どの高校がどんな入試傾向を持っているのかといった情報も教えてくれるでしょう。

 

 

高校の選びのチェックポイント

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高校選びのチェックポイントは以下の通りです。

 

・偏差値で選ぶ
・校風で選ぶ
・授業内容で選ぶ
・進学実績で選ぶ
・通いやすさで選ぶ

 

 

偏差値で選ぶ

 

偏差値は自分の学力レベルを知るための目安です。合格の可能性を測る指標として活用しましょう。特に併願校を選ぶ際は、偏差値を基準にすると判断しやすくなります。

 

 

校風で選ぶ

 

校風もチェックポイントの1つです。「規律の整った校則のもとで学習に集中したい」「自由な校風のなかで自分のペースで学びたい」など、希望する環境によって学校は変わります。

例えば、部活動が盛んな学校では、授業以外の活動を通じて充実した高校生活を送ることができます。一方で、進学重視の学校では勉強に集中しやすく、受験対策が手厚い環境が整っていることが多いです。自分がどのような高校生活を送りたいのかを考えながら、学校の雰囲気を確認するとよいでしょう。

 

 

授業内容で選ぶ

 

高校によって、授業のスタイルやカリキュラムは異なります。大学進学を目指すなら、受験に対応した授業を行う学校を選ぶのが一般的です。一方、卒業後に就職を考えている場合は、実践的な学習ができる専門学科のある学校も選択肢に入るでしょう。

 

 

進学実績で選ぶ

 

大学進学を視野に入れている場合、進学実績もチェックしておきたいポイントです。大学ごとの過去の合格者数や、どのような大学に進学しているのかなどを確認しましょう。

また、指定校推薦や総合型選抜(旧AO入試)に強い高校もあります。一般受験以外の進路も考えている場合は、推薦枠もあわせて確認しておくとよいでしょう。

 

 

通いやすさで選ぶ

 

通学時間も高校選びの大切なポイントです。通学が大変な高校を選ぶと、朝早く家を出る必要があったり、部活動や補習で帰宅時間も遅くなったりする可能性があります。

 

 

高校選びで後悔しないためには?

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高校選びで後悔しないために、以下のポイントを押さえておきましょう。

 

・早めに志望校を絞る
・自分の意思をしっかり持つ
・偏差値以外のポイントもチェックする

 

 

早めに志望校を絞る

 

高校選びはできるだけ早い段階から情報収集を始め、志望校を絞っていくことが大切。中学1年生~2年生の間に高校について調べ始めると、余裕を持って準備ができます。中学3年生の前半には具体的な志望校を絞り、オープンスクールや説明会に参加してみましょう。

 

 

自分の意思をしっかり持つ

 

高校を選ぶ際、親や先生の意見を参考にすることも大切ですが、最終的に決めるのは自分自身です。「親に勧められたから」「友達と一緒の学校に行きたいから」といった理由だけで選ばず、自分の意思をしっかり持ちましょう。

 

 

偏差値以外のポイントもチェックする

 

偏差値はもちろん大切ですが、偏差値以外のポイントもチェックしましょう。校風や授業のスタイル、部活動の充実度など、偏差値以外の要素もしっかり確認することが大切です。

 

 

後悔のない高校選びをするためにしっかり準備しよう!

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本記事では、高校選びについて解説しました。ネットでの情報収集や学校訪問、先輩や先生の意見を参考にしながら、自分に合った高校を見つけましょう。

偏差値や進学実績も大切ですが、自分の目標や価値観に合った学校を選ぶことが、充実した3年間につながります。

後悔のない選択ができるよう、しっかり準備をして高校受験に臨みましょう!